徳島市の阿波おどり会館に24日、阿波踊り期間中の演舞場の様子を仮想現実(VR)映像で体験できるコーナーが新設された。利用者はゴーグル型の端末を使い、本場の熱気や興奮が味わえる。
会館3階の阿波おどりミュージアムに5台の端末を設置。映像は高画質の4Kで3種類あり、演舞場や街角に繰り出した観客の視点を360度で体感できる。一部の映像には英語、中国語、韓国語の字幕が付いている。
端末を着けた利用者は上下や前後左右を見回して迫力ある乱舞を満喫。女性(75)=美馬市=は「自分がその場にいるような感覚で、阿波踊り当日の様子がよく伝わった。臨場感があってすごく面白い」と話した。
視聴にはミュージアム入場料(大人300円、中学生以下無料)が必要。