徳島阿波おどり空港

 航空大手のANAホールディングスは、羽田空港と徳島など地方の9空港を結ぶ指定便を定額利用できるサービスの実証実験を、31日から始める。全国の登録施設に月額制で自由に住めるサービスを行うベンチャー企業・アドレス(東京)と連携し、インターネット環境を利用してオフィス以外の場所で働く「リモートワーカー」ら、都市に住みつつ地方と交流する「関係人口」の拡大への貢献を図る。

 実験は、アドレスの会員(先着50人)に限り、徳島阿波おどり空港をはじめ新千歳、鳥取、福岡、鹿児島など9空港と羽田空港を結ぶANA路線のうち上り15(徳島2)、下り15(同2)の計30便で行う。期間は3月末までの2カ月間で、1カ月3万円で2往復まで利用できる。

 アドレスは、空き家や別荘を活用し月4万円で全国30の物件に自由に住める会員サービスを提供していて、徳島県内には三好市池田町と美馬市脇町の2カ所の拠点がある。会員数は非公表。

 数量や回数ではなく期間に応じて料金を支払う「サブスクリプション」(定額制)サービスは近年、動画、音楽から、ファッションや飲食店などへ急速に拡大している。

 ANAとアドレスは今後、対象便の拡大やカーシェアリングなど他の事業者との連携も検討する。ANA徳島支店は「新たな関係人口を搭乗需要につなげて路線の維持を図るとともに、地域の活性化に貢献したい」としている。