音楽プロダクション「アンサンブル・セシリア」と、川岸美奈子代表取締役が法人税法違反で告発されたことを受け、飯泉嘉門知事は31日、徳島新聞の取材に応じ、川岸氏に渡った徳島県の事業費の流れについては「民間同士の話」とし、県の責任を否定した。
川岸氏との関係については、埼玉県の財政課長(1995~96年度)をしていた時に音楽関係者から紹介を受けたのが初対面だったことを説明。「公演などで対面すればよろしくお願いしますとあいさつするぐらいだった」と述べた。
政策参与への登用に関しては「国民文化祭に向けて県の要望を出演者に伝える役割を担ってもらっていた。しっかり県の側に立ってもらうためには(公的な)立場が必要だった」と語った。