恐竜化石の発見が相次いでいる勝浦町が、「恐竜のまち」をPRしてもらう「町ふるさと恐竜大使」を創設する。2月8日、第1号として恐竜の絵を描く絵本作家CAN(キャン)さん(29)=大阪市浪速区=に委嘱する。これに合わせ、町地域活性化センター・レヴィタかつうら(生名)で参加者全員が一つの恐竜の絵を描くイベントも開かれる。
恐竜大使は、町が2017年に創設した「町ふるさと大使」の恐竜版。町の恐竜関連イベントに参加するなどして情報発信に協力する。無報酬で、任期はない。
鳴門市大麻町板東の児童文学作家くすのきしげのりさん(58)が恐竜の絶滅をテーマに著した絵本「6600万年前・・・ぼくは恐竜だったのかもしれない」(知楽社刊)の絵をCANさんが担当した縁で委嘱することにした。「恐竜のまち勝浦」を町内外のイベントで発信してもらったり、CANさんが描いた恐竜の絵をPRに活用したりする。2人目以降の委嘱は未定。
8日のイベントはエフエムびざん(徳島市)主催。CANさんと一緒に、高さ約1メートル、幅数メートルの横長の紙に恐竜の絵を描く。くすのきしげのりさん、CANさんのサイン会や絵本の読み聞かせもある。午後2時から。参加無料。これに先立ち、委嘱式が午前11時から町役場で行われる。問い合わせは平惣徳島店<電088(622)0001>。