鳴門市は1日、コウノトリのひな「蓮(れん)」「なる」「あさ」の3羽に特別住民票を交付した。コウノトリに親しんでもらい、“鳴門市民”として市のPRに一役買ってもらおうと初めて発行した。
特別住民票はA5サイズで、本物の住民票に使う専用紙を使用した。それぞれ氏名、性別、住所、生年月日、識別番号、プロフィルを記載し、写真を付けている。プロフィルでは「大麻町の麻から1字もらい、名付けられた」などと名前の由来や、5月2日に計測した際の体重が記されている。
特別住民票は庁内に張り出すほか、各種キャンペーンなどで活用する。希望者に交付することも検討する。
この日は、市の公募で3羽の名付け親になった15人への表彰式も市役所であった。
蓮とあさの名前が採用された岩田登世(とよ)さん(54)=同市大麻町三俣=ら9人が出席し、泉理彦市長から表彰状と特別住民票が贈られた。