=産卵するアカウミガメ=午前3時、美波町の大浜海岸

 美波町日和佐浦の大浜海岸で2日未明、今年初めてアカウミガメが上陸し、産卵した。初上陸は2016年と比べて1日遅く、初産卵は同じだった。今年、県内の海岸で産卵が確認されたのは初めて。

 ウミガメは甲羅の長さ81センチ、幅65センチの小型。午前2時15分ごろ、町ウミガメ保護監視員の坂口亮さん(80)=奥河内=が、波打ち際から約30メートルの地点に上陸しているのを見つけた。

 砂浜に穴を掘り、同2時55分ごろ産卵を開始。監視員や日和佐うみがめ博物館カレッタの職員が見守る中、約30分かけて115個の卵を産み落とし、同4時ごろ海へ帰った。

 大浜海岸には初めて上陸した個体とみられ、監視員が前足の付け根に調査用の識別タグを取り付けた。卵は8月上旬にふ化する見込み。

 同海岸では昨年、上陸したウミガメは7匹と連続した観察記録が残る1967年以降で2番目に少なく、うち産卵したのは2匹で最も少なかった。監視員を20年務める坂口さんは「第1号に続いて、少しでも多くのカメに上陸してほしい」と話した。