友居京太郎選手

 「投手と野手、先輩後輩に関係なくコミュニケーションを図る。仲の良さは残し、けじめは付けたい」。野球の独立リーグで2年連続日本一を目指すチームを束ねる決意を口にする。

 監督らの意図を的確に選手に伝えることができる統制力が高く評価された。仲間の信頼も厚く、主将に推す声も出た。主力の多くがチームを去ったこともあり「自分が引っ張らないととの思いでオフも過ごしてきた」と主将の自覚も芽生えている。

 愛媛県出身で、小学4年で地元の硬式野球チームに入った。小松高時代は投手として3年夏にはマウンドにも上がったが、初出場を果たした甲子園ではベンチ入りできなかった。徳島大では2、3年と主将を務め、ベストナインや首位打者を獲得。もともとプロ入りは考えていなかったものの「もっと野球がうまくなりたい」との思いが強く、入団を決意した。

 昨季は55試合で打率1割8分2厘と不完全燃焼だった。今季は外野に加え、内野の練習にも取り組む。オフには筋トレや一日1000スイングでパンチ力を磨いた。「打順はどこでもいい。シーズンを通してフル出場したい」と意気込む。首脳陣も「自らの力を高めて試合に出場し、チームを引っ張ってほしい」と期待を寄せる。

 昨秋のドラフトでは3人が指名され、大きな刺激を受けた。「昨季学んだことを生かし、後を追いたい」。夢をかなえた仲間を見てプロ入りをより意識するようになったと言う23歳が、チームの精神的支柱として勝負の年に挑む。