任期満了に伴う三好市議選(定数22)が、8日投開票される。定数を6上回る28人が立候補しており、拮抗(きっこう)する市長派と反市長派の勢力図が変わる可能性がある。当落線上で10人前後が競り合っているもようで、各陣営は最後の訴えに奔走している。大勢判明は午後11時半ごろの見通し。

 候補者は現職20人、元職1人、新人7人。市政に対する立ち位置は、10人が市長派、12人が反市長派の旗色を鮮明にし、残る6人は中立としている。

 党派別は、公明1人のほかは無所属。

 地区別では、有権者数に対して候補者数が多いのが東祖谷と三野町。両地区とも現職と新人がしのぎを削る。大票田の池田町は全地区の候補者が入り、激しい争いとなっている。

 黒川征一市長が進める市本庁舎整備と船井電機池田工場跡地整備両事業への賛否が争点だが、大半の候補者は選挙カーからの名前連呼に終始。有権者の関心は高まっておらず、投票率は2014年の前回(77・19%)並みとみられている。

 6日までの5日間の期日前投票数は有権者の19・9%に当たる4742人。昨年7月の市長選では5日間で有権者の13・84%が期日前投票し、投票率は63・05%だった。

 投票は8日午前7時~午後8時、市内77カ所で行う。このうち60カ所は締め切り時刻が1~3時間繰り上げられる。開票は午後9時15分から池田総合体育館で。

 3月31日時点の有権者数は2万3826人(男1万1054人、女1万2772人)。