徳島市役所

 徳島市が新ホールを整備する市文化センター跡地にある県有地が、1959年に市への無償譲渡で合意しながら実現しなかった問題で、市は過去の資料に基づき「市に所有権がある可能性が高い」との調査結果をまとめ4日、県に提出した。

 市の調査では、市が61年に市議会に示したセンターの建設計画資料や62年に県に出した建築確認通知書に、敷地全てが市有地と記されているとしている。

 跡地を巡っては「県有地を市に無償譲渡する」との県市協定締結を認めた59年の市議会議決資料が見つかっており、市は「所有権は市に移転すると考えられる」と指摘。県に協定書が残っているかどうか確認を求めた。

 県都市計画課は「協定書はないと近く返答する。跡地は県名義で登記しており、市有地と主張するなら市が立証すべきだ」。市文化振興課は「所有権を争うのではなく、なぜ譲渡されなかったのかはっきりさせたい」とした。