新聞記事の内容や感想を話し合う徳島銀行の新入行員=徳島市の同行本店

 今春徳島銀行に採用された新入行員63人の研修が6日、徳島市富田浜1の同行本店であり、仕事や生活に新聞記事を活用する方法について学んだ。

 徳島新聞社の井上雅史NIE・NIB推進室長が講演し、読解力を養い、社会を知るツールとして新聞を利用するポイントなどを紹介した。

 その後、新入行員は6、7人のグループごとに、気になる記事を切り抜き、壁新聞を作るワークショップに挑戦。「企業の人材不足を解消するには外国人労働者の受け入れも必要」などと、選んだ記事について話し合った。

 森夏輝さん(22)は「同じ記事でも読む人によって視点が異なり興味が広がった」、角田嵐司さん(22)は「新聞を読むと、考える力やコミュニケーション力も身に付くことが分かった。仕事に反映させたい」と話した。

 企業などに記者らを派遣して新聞の活用法を学んでもらうNIB(Nwespaperin Business)の一環。