2019年1月、徳島県佐那河内村の知人男性宅や車に放火したとして現住建造物等放火、建造物等以外放火などの罪に問われた同村上、無職の被告の男(28)の裁判員裁判の判決公判が5日、徳島地裁であった。藤原美弥子裁判長は懲役5年(求刑同7年)を言い渡した。

 判決理由で藤原裁判長は「深夜に灯油を用いて住宅密集地に放火し、近隣住民の命を奪いかねない危険で悪質な犯行」と指摘。「従来から粗暴性が認められ、犯行当時は合理的な行動を取っている」と述べ、弁護側の「病気などの影響で責任能力が低下していた」との主張を退けた。

 判決によると、19年1月26、27両日の未明、知人男性宅に止まっていた乗用車や木造2階建て住宅の外壁などに灯油をまき、ライターやマッチで放火するなどした。