2018年8月、徳島県松茂町中喜来の国道を自転車で横断していた女子高校生=当時(15)=をはねて死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪に問われた徳島市の会社社長(49)を無罪とした徳島地裁判決を受け、徳島地検は5日、控訴を断念すると発表した。6日午前0時、無罪が確定した。

 花輪一義次席検事は「既存の証拠に加えて新たな証拠を追加立証したとしても、無罪判決を覆すのは困難と判断した」と述べた。

 男性は「安堵した。事故から今日まで長かった」と話した。

 男性は18年12月27日、自動車運転処罰法違反の罪で在宅起訴された。地裁は、前方不注意による注意義務違反とする検察側の主張に対し「自転車の存在を予見できたかどうか疑いが残る。過失は認められない」などとし、今年1月22日に無罪判決を言い渡した。