自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)罪に問われ、5月25日に徳島地裁で禁錮4年6月の実刑判決を受けた前美馬市長の牧田久被告(75)=同市美馬町柿木、無職=について、検察、弁護側とも期限の7日までに控訴せず、8日、判決が確定した。牧田被告は近く収監される。
判決によると、牧田被告は昨年5月5日午後4時14分ごろ、美馬市美馬町上野田ノ井の国道の三頭トンネルでワゴン車を運転中に居眠り状態に陥り、対向の軽乗用車に正面衝突し、高松市の70代男女4人のうち男女3人を死亡させ、女性1人に重傷を負わせた。ワゴン車に同乗していた牧田被告の妻にも重傷を負わせた。