自動車レース最高峰F1直下のF2に今季初参戦した福住仁嶺(21)=徳島県石井町出身=が7日、バーレーンのインターナショナルサーキットでの開幕戦決勝(1周5.412キロ、32周)に臨んだ。
6日の予選で1分42秒246のタイムを出して7位につけ、決勝は好スタートで4位に上がった。中盤まで好位置をキープし、5位で迎えた16周目にピットイン。しかし、マシンのトラブル改善に時間がかかるなどして、順位を落とした。巻き返しを図ったものの、ピットレーンでの速度違反による5秒追加の処分も科せられ、59分36秒668で18位となった。
レースは、ポールポジションからスタートしたイギリス出身のランド・ノリス(カーリン)が57分46秒206で優勝した。
福住はホンダの育成ドライバーで、F1を目指している。昨季はGP3で2勝を挙げ、年間ランキング3位となり、今季は、F2へとステップアップを果たした。F1参戦に必要なスーパーライセンス取得のためのポイントも積み上げていて、今季F2で年間成績上位に入るなどすれば、手にすることができる。
今季は、F1チームを持つ飲料メーカー「レッドブル」が支援するレッドブルアスリートにも選ばれ、将来の活躍が期待されている。