世界選手権(9月・バクー)代表最終選考会を兼ねた柔道の全日本選抜体重別選手権第1日は7日、福岡国際センターで男女計7階級が行われ、男子60キロ級で徳島県石井町出身の大島優磨(旭化成、阿波中―国士舘大出)が初優勝した。
女子63キロ級に出場した松茂町出身の大住有加(JR東日本、徳島北高―環太平洋大出)は準決勝で指導を3回受け、反則負けとなった。
73キロ級は昨年世界王者の橋本壮市が、66キロ級で五輪2大会連続銅メダルの海老沼匡とのパーク24勢同士による決勝を優勢勝ちし、2年連続3度目の頂点に立った。2016年リオデジャネイロ五輪覇者の大野将平(旭化成)は、準決勝で海老沼に一本負けした。66キロ級は丸山城志郎(ミキハウス)が初優勝。
女子で78キロ超級は17歳の素根輝(福岡・南筑高)が2連覇を達成。決勝では昨年世界選手権2位の朝比奈沙羅(パーク24)と12分近くもの熱戦の末、指導3による反則勝ちで制した。70キロ級は28歳の大野陽子(コマツ)が決勝で昨年世界女王の新井千鶴(三井住友海上)に一本勝ちし、初制覇を遂げた。63キロ級は能智亜衣美(了徳寺学園職)が2年ぶり2度目の優勝。78キロ級は高山莉加(三井住友海上)が初めて制した。
最終日(8日)の終了後、最重量級を除く男女各6階級の世界選手権代表が決まる。