「全日本かかりチヌ釣りトーナメント」で新記録を出した正木さん=松茂町内

 釣りの名手として全国的に知られる徳島市出身の正木義則さん=元徳島新聞カルチャーセンター講師=が、チヌ釣りの全国大会で2時間の制限時間内に54匹を釣り上げ、21年ぶりに大会記録を更新した。国内最大級の大会での快挙に、正木さんは「記録を塗り替えられてうれしい」と喜んでいる。

 大会は、全日本釣り技術振興評議会(JFT)主催の「第30回全日本かかりチヌ釣りトーナメント」。昨年11月に三重県鳥羽市の浜辺湾のいかだで開かれ、地区予選を勝ち抜くなどした56人が出場した。1対1で対戦し、釣ったチヌの数を競った。

 正木さんが新記録を出したのは1回戦。餌を付けて水深約10メートルの海に入れ、手のひらサイズのチヌを釣り上げて針を外す。この作業を繰り返し、最も早いときは7秒で1匹を取り込んだ。

 小さなチヌは強く引くと針が外れるため、ゆっくり引くよう心掛けたという。1998年に大阪市の男性が釣った51匹の記録を更新し、今年1月の評議会総会で「歴史的な偉業」として表彰された。

 正木さんは93年に競技のチヌ釣りを始め、これまでに全国大会で6度優勝。大会上位者に与えられるシード権の連続獲得記録(25年)を更新し続けている。「これからも技術を磨き、生涯現役で釣りを楽しみたい」と話している。