4月22日は徳島ヴォルティス3週間ぶりのホームゲーム、カマタマーレ讃岐戦。どんなイベントが行われるのか、ホームゲーム前にヴォルティス公式サイトをチェックするのが習慣になってきました。サイトを見ていると、「東四国クラシコ」「PRIDE OF 中四国」という文字が。その次のホームゲーム愛媛戦(5月3日)では、「四国ダービー」「PRIDE OF 中四国」とあります。東四国クラシコって、四国ダービーって何ですか?PRIDE OF 中四国とは? ヴォルティススタッフに取材してまとめました。

 

 ◆四国ダービー

 歴史が長いのが「四国ダービー」。JFL時代からライバル関係にあった愛媛FCと対戦する試合をこう呼びます。徳島が2005年にJ2に昇格し、翌年愛媛が昇格したことで、2006年からJリーグを舞台にスタート。2014シーズンは徳島がJ1だったために行われませんでしたが、2015シーズンから復活しました。

 2006年から2017年まで(2014年は対戦なし)の通算成績は15勝5分8敗と徳島が勝っています。昨年は2試合中2勝と完全勝利を収めました。四国ダービーは、勝ったチームにダービーフラッグが贈られ、次の対戦まで保持することになっています。

 「絶対に負けられない戦い」と両チームのサポーターが多く来場し、応援にも特に熱が入ります。今季は5月3日にホーム鳴門で、7月15日にアウェーで行われます。

四国ダービーの勝者が掲げるダービーフラッグを持つヴォルタくんとティスちゃん=2017年7月1日、鳴門ポカリスエットスタジアム

 

 ◆東四国クラシコ

 2014年にJ2昇格したカマタマーレ讃岐と対戦する試合のことで、公募によりマッチタイトルが決定。2015年からスタートしました。今季は、4月22日にホーム鳴門で、9月1日にアウェーで対戦します。

 東四国クラシコは三番勝負で、①試合の勝敗②ホーム来場者数(ビジター席入場者数を除く)③アウェー観戦者数(ビジター席の入場者数)で競います。昨年は試合は2戦とも引き分け、ホーム来場者数では讃岐が、アウェー観戦者数では徳島が勝ち、三番勝負は引き分けました。

 詳しくはこちら(昨年の紹介記事)

 

 ◆PRIDE OF 中四国

 2011シーズンから始まった「PRIDE OF 中四国」は、中四国のJ2・J3クラブと自治体が連携して、試合を盛り上げるとともに観光や物産をPRする企画です。今季は、J2の徳島ヴォルティス、ファジアーノ岡山、カマタマーレ讃岐、愛媛FC、レノファ山口とJ3のガイナーレ鳥取の計6クラブ。

 J2の5チームで対戦成績を競うほか、グルメやマスコットが集まったり、アウェーでのグッズ販売をしたり、スタンプラリーや最終順位予想をしたりと、さまざまな催しがあります。

 4月22日の讃岐戦、5月3日の愛媛戦も「PRIDE OF 中四国」の一環。スタジアムを訪れて声援を送りつつ、イベントを楽しみましょう。