任期満了に伴う美馬市議選(定数18)が8日、告示された。現職16人、元職1人、新人3人の計20人が立候補し、定数を2人上回る選挙戦に入った。各候補者は15日の投開票に向けて市内を回り、支持を訴えた。
 候補者の地区別内訳は▽脇町8人(現職6人、元職1人、新人1人∥7日時点の有権者数1万3316人)▽美馬町5人(現職4人、新人1人∥6653人)▽穴吹町6人(全て現職∥5168人)▽木屋平地区1人(新人1人∥630人)。党派別では公明1人のほかは無所属。
 各候補者は市役所で届け出を済ませ、自宅や選挙事務所で出陣式を開いた。集まった支持者に「人口減少に歯止めをかける施策が必要」「女性や弱者が住みよい美馬市に」などと第一声を上げ、選挙カーに乗り込んだ。
前回の選挙から定数を2削減しての選挙。目立った争点はなく、市民の関心は高まっていない。各候補は、財政健全化や少子高齢化対策など似通った政策を掲げ、地縁・血縁を頼りに従来型の手法で支持を訴えている。
 投票は15日午前7時~午後8時に市内30カ所で行う。うち7カ所は投票締め切りを1、2時間繰り上げる。期日前投票は9~14日の午前8時半~午後8時(一部午後6時)に市役所など4カ所で実施。開票は15日午後9時15分から脇町のうだつアリーナで行う。
 7日時点の有権者数は2万5767人(男性1万2155人、女性1万3612人)。