梅酒の漬け込み作業に精を出す杉友さん夫妻=吉野川市美郷峠の大畠酒造

 国から梅酒特区に指定されている吉野川市美郷地区で、今季の梅酒の漬け込み作業が始まり、各製造事業者が精を出している。

 大畠酒造では、杉友喜美子さん(58)と夫の善一郎さん(61)が、自宅の梅園から直径3~5センチの大梅「月世界(げっせかい)」「鶯宿(おうしゅく)」などを収穫。水洗いした後、大型タンクに焼酎や氷砂糖と共に漬け込んだ。

 作業は梅の品種を変えて7月中旬ごろまで続く。今季の製造は約1500リットルの見込み。

 大畠酒造は2年以上熟成させた梅酒が中心で、甘さを抑えたまろやかな風味が特徴。杉友さん夫妻は「梅の収量や品質は上々。多くの人に美郷のおいしい梅酒を楽しんでもらいたい」と話している。

 美郷地区では、リキュール製造免許を取得した5事業所が梅酒を製造。11月下旬に同地区で開かれる恒例の梅酒まつりで味わえる。