任期満了に伴う三好市議選(定数22)は8日投開票され、新議員が決まった。現職18人と新人4人が当選し、現職2人と元職1人、新人3人が涙をのんだ。投票率は73・38%にとどまり、過去最低だった前回の77・19%を3・81ポイント下回った。

 選挙戦は、市長派と反市長派の議員数が拮抗(きっこう)する市議会の勢力図がどう塗り替わるのかが焦点の一つだった。当選者のスタンスは反市長派が10人、市長派が10人で、2人が中立とみられる。改選前と大きくは変わっておらず、議会内の主導権争いは活発化しそうだ。

 当選者の地区別内訳は▽池田町7人▽三野町5人▽山城町3人▽井川町3人▽西祖谷山村1人▽東祖谷3人。党派別では公明1人のほかは無所属。

 女性候補者3人のうち新人の高橋玉美氏が当選。県内8市で唯一、女性議員が不在だったが、4年ぶりに解消された。

 当日有権者数2万3451人(男1万855人、女1万2596人)▽投票者数1万7209人(男7957人、女9252人)▽投票率73・38%(男73・30%、女73・45%)▽有効1万7042票▽無効166票▽不受理・持ち帰り1票。