中元の品定めをする買い物客=そごう徳島店

 徳島県内の百貨店が13日、お中元売り場を開設し、大型ショッピングセンターやスーパーを交えた中元商戦が今年も本格化する。団塊世代の退職などで中元需要が減少傾向にある中、各店は人気の高い美容・健康関連の商品を充実させたり、各地の人気食材を集めたりと新たな客層の取り込みに工夫を凝らしている。

 徳島駅前のそごう徳島店が同日、6階に開設した「お中元ギフトセンター」は売り場面積約560平方メートルで、県内最大の中元特設売り場。今回、西武・そごうグループはヨーグルトに重点を置き、美容と健康に関心の高い女性の取り込みを狙う。希少なジャージー牛から採れた乳を使ったヨーグルト2点のほか、ヨーグルト入りカレーやスイーツなど12点を用意した。

 県産品は、県内の食品メーカーと商品開発を積極的に進め、県産のハモやエビを使った冷製スープや骨付き阿波尾鶏などを追加。傷が付くなどした青果や菓子の訳あり品を2~4割安く売るコーナーも設け、中元の買い物ついでに自家用の購入も促す。

 徳島の中元商戦に初参戦するイオンモール徳島の中核店舗イオンスタイル徳島は6月下旬に、1階の特設催事場に中元コーナーを設ける。健康志向の高まりを踏まえ、蜂蜜やオーガニック野菜のジュースなどを「からだ想いギフト」と題して展開。スイーツや県内各地の特産品なども幅広くそろえる。

 担当者は「全国に店舗展開している強みを品ぞろえに生かすとともに、地元のいい物を積極的に売り出していきたい」と意気込む。

 ゆめタウン徳島(藍住町)も6月下旬に中元コーナーを開設する。徳島のハウスミカンなど中四国、九州の特産品を「各地のうまいものギフト」と売り出す。担当者は「昨年は前年比20%増と好調だったが、今年はさらに同10%増を目指す」と強気だ。

 キョーエイは全34店で順次、中元コーナーを設ける。阿讃高原牛や高糖度のナシなど、付加価値の高い生鮮品を充実させるほか、そうめんとゼリーの詰め合わせ、ジュースなど通常の1~5割引の商品を増やし、手頃さを売りにする。