任期満了に伴う東みよし町議選(定数14)は8日投開票され、新議員が決まった。定数を4上回る18人が戦った結果、現職11人と新人3人が当選し、新人4人が落選した。投票率は76・30%で、最低だった前回71・13%を5・17ポイント上回った。

 定数を16から14に減らして初めての選挙。新議員の地区別内訳は三加茂地区9人、三好地区5人となり、三加茂地区が2人減った。党派別は公明1人、無所属13人。

 トップ当選は現職の坂本正一氏で、引退を表明して出馬しなかった三加茂地区の現職2人の支持者が流れたとみられる。町社会福祉協議会事務局長を務め、旧三好町長の支持者からの支援も受けた三好正治氏が2位当選を果たした。

 3月定例会で議員報酬を引き上げる条例改正案が可決されたことを受け、急きょ出馬した新人3人のうち、川原進、小川勉両氏が600票以上を集め、当選した。

 川原氏は町議の報酬減額、小川氏は町議会の透明化を訴え、政策に具体性を欠く他の候補者と一線を画した。

 定数4人超となったため候補者に危機感が広がり、選挙戦は活発化。町長選の立候補者がおらず、当初は関心が低かった三好地区でも選挙ムードが高まった。

 当日有権者数1万2263人(男5773人、女6490人)▽投票者数9357人(男4426人、女4931人)▽投票率76・30%(男76・67%、女75・98%)▽有効9140票▽無効217票▽持ち帰り0票。