ランナーと手を合わせる海部高生(左側の2人)=海陽町吉田

 16日に海陽町で開かれた「第12回海部川風流マラソン」(町など主催)では、本降りの雨の中、住民が沿道から熱い声援を送った。阿波踊り連や大会ゲストも応援に加わり、1725人のランナーを元気づけた。

 大勢の親子連れやお年寄りらが町内各地の沿道に並び、風船や旗を振ってランナーを励ました。13カ所の給水所では、ボランティアが水やぜんざい、阿波尾鶏入りの雑煮などを配った。メイン会場のまぜのおかオートキャンプ場(浅川)では、イセエビ汁やうどんを振る舞った。

 地元の創作太鼓グループ「海南太鼓」と海部高校郷土芸能部は、スタートから約4キロの町郷土会館・義仁荘前(大里)で迫力ある演奏を披露。近くの町商工会事務所前では町内の阿波踊り連が合同で乱舞を繰り広げた。走るのを中断して一緒に踊る人もいた。

 ゲストも大会に華を添えた。シドニー五輪女子マラソン代表の市橋有里さん=鳴門市出身=は、約10キロ地点までランナーと一緒に走り応援。お笑いコンビのかつみさゆりさんは、給水所のスタッフに「お疲れさまです」と声を掛け、記念撮影などにも応じた。

 走り終えた藍住町勝瑞、パート従業員泊亜弓さん(50)は「コンディションが悪い中、地元の温かい応援で元気をもらった」と笑顔で話した。

 新型コロナウイルスの感染を防ぐため、町はアルコール消毒液を受付や給水所、更衣室に設置。参加者にうがいなどを呼び掛けた。