ひな壇の前で乱舞を繰り広げる「よあかし連」=勝浦町の人形文化交流館

 勝浦町生名の人形文化交流館で開かれていた「ビッグひな祭り」が8日、閉幕した。最終日も家族連れら約300人が訪れ、約3万体のひな人形をじっくり眺めたり、写真を撮ったりして楽しんだ。実行委によると、2月18日の開幕から50日間の来場者は、昨年に比べて約千人減の約3万人だった。

 午後3時からのフィナーレでは、ピラミッド型ひな壇の周りで地元の阿波踊り連「よあかし連」が乱舞を繰り広げた。来場者も踊りの輪に加わり、30回目の節目となったひな祭りの閉幕を惜しんだ。

 家族5人で訪れた古川達也さん(31)=松茂町笹木野=は「写真で見るよりも迫力があり、良かった。来年も見に来たい」と話していた。

 来場者の減少について実行委は、2月末から3月にかけて、気温が上がらなかったことが影響したとみている。