サッカーJ1サンフレッチェ広島は15日、DF塩谷司選手(28)=徳島商高ー国士舘大出=がUAEの強豪クラブ「アル・アイン」へ完全移籍することが決まったと発表した。
塩谷選手は小松島市生まれ。徳島商業高校から国士舘大学を経て、2011年にJ2水戸に入団。12年8月に広島に移籍し、3回のリーグ制覇に貢献した。J1、J2リーグ通算200試合に出場し22得点。今季はJ1リーグ第14節までの全試合に出場している。対人に強い守備と攻撃力が武器で、14年には日本代表デビューを果たした。16年のリオデジャネイロ五輪にはオーバーエイジ枠で3試合全てに出場した。
アル・アインは国内リーグで12回優勝している強豪。03にはアジアチャンピオンズリーグ(ACL)を制している。昨季は準優勝。同クラブには徳島ヴォルティスや広島で活躍したドウグラス選手が所属している。塩谷選手の背番号は広島と同じ「33」。
塩谷選手は「移籍については迷いましたが、サッカー選手として後悔しないよう、成長を考え決断しました。広島のことはずっと応援しています。5年間、本当にありがとうございました」とのコメントを発表した。
広島は28日、ホームで行われるルヴァン杯プレーオフ第1戦のFC東京戦後に壮行セレモニーを行う。