徳島市内の路上で女性3人に性的、身体的暴行を加えたとして、強制わいせつ致傷や逮捕、暴行などの罪に問われている徳島市の元銀行員の男(24)の裁判員裁判の初公判が17日、徳島地裁であった。被告は「酒に酔って記憶がない」と起訴内容を否認、弁護側は「飲酒の影響で責任能力はなかった」と無罪を主張した。

 検察側は冒頭陳述で「2日間で連続して計3人の見知らぬ女性にわいせつ行為をしたり暴行を加えたりした悪質な犯行で、被害者の回復のための措置は取られていない。酒を飲んでいたものの、完全責任能力があった」と指摘した。

 弁護側は冒頭陳述で「酩酊の程度は異常で日頃では考えられない行動に及んだ。病的、遺伝的要因と多量の飲酒が相まって、正常な判断ができる状態でなかった」と主張した。

 起訴状によると、2019年2月27日午後11時55分ごろ、20代女性の下半身を触るなどした。3月1日午前3時すぎ、10代女性に約50分間にわたって性的暴行を加えるなどし、約1週間のけがを負わせた。同日午前4時ごろ、別の10代女性の髪の毛を引っ張る暴行をしたとしている。