美波町奥河内の「道の駅日和佐」の物産館周辺エリアが8日、リニューアルオープンした。物産館前の芝生部分に出店スペースとしても使える休憩小屋2棟を設けたほか、館内にあった観光案内所を屋外に移し、利便性の向上を図った。
休憩小屋は約17平方メートルと約11平方メートルの木造平屋で、収納可能なテーブルとベンチを備えた約6平方メートルのスペースが五つある。店舗としての利用も有料(平日500円、土日・祝日千円)で受け付ける。
観光案内所は、物産館正面玄関前に増築した木造平屋(約10平方メートル)に移転。町観光協会職員が常駐する。イベント時などに活用する可動式ステージ(15平方メートル)も作った。
8日はイベント「まけまけマルシェ」(四国の右下・魅力倍増推進会議主催)があり、休憩小屋で県南産の魚介類や野菜などが販売されたほか、ステージではアマチュアバンドの演奏があり、家族連れらでにぎわった。
道の駅にはこれまで座って飲食できる場所がほとんどなかった。観光案内所も館内にあり、利用客にPRできていないとの声もあったことから、町が約2140万円かけて整備した。
道の駅は2005年にオープンし、第三セクター・道の駅日和佐が運営。町を舞台にしたNHK連続テレビ小説が放映された09、10年度は年間27万人以上が訪れたが、15年度以降は20万人を割り込んでいる。