美馬市役所

 美馬市は2020年度から5年かけ、消防を除く全正規職員357人に防災士の資格を取得させる。巨大地震や豪雨などの自然災害に対応できる態勢を整えるのが目的で、県内の自治体では初めて。18日に発表した20年度一般会計当初予算案に関連費用441万円を盛り込んだ。

 市によると、NPO法人・日本防災士機構(東京都)に研修を依頼し、講師を派遣してもらう。職員は災害発生の仕組みや緊急救助技術講習など2日間の研修後、認定試験を受ける。20年度は70人の取得を予定している。対象職員や研修の時期は未定。

 防災士の認証を受けた職員は、知識を生かして災害発生時に被害拡大の軽減や被災者支援を担う。平常時は、市民への防災意識啓発や自助・共助活動の訓練などに取り組む。

 和歌山県日高川町など各地の自治体で全職員に防災士の資格を取得させる動きがあり、美馬市も導入を検討していた。

 藤田元治市長は「職員の防災意識を向上させるとともに、職場だけでなく地域でも防災のリーダー的役割として活動し、地域防災力の向上を図りたい」と話している。

 防災士は、日本防災士機構による民間資格。1月末時点の登録数は全国で約18万8千人。徳島県内では約3500人が認証を受けている。