徳島市立高の防災委員会が製作した「地震・津波避難支援マップ」

 徳島市立高校生でつくる防災委員会が、南海トラフ巨大地震などを想定した「地震・津波避難支援マップ」を製作した。地震や津波の際の避難所に指定されている同校への、学校周辺からの移動ルートや所要時間を分かりやすく示した。沖洲地区の公共施設などに掲示し、生徒や住民の安全な避難に役立ててもらう。

 マップはA3カラー判。学校から約400~800メートル離れた7地点を起点に、高さ5メートルの津波が来ても安全な校舎2階までの経路や移動時間を記している。校門の開け方と、夜間・休日に施錠している体育館の鍵の保管場所を写真入りで解説した。

 委員5人が昨年9月から学校周辺を歩いて正確な距離を測り、1秒間に0・8メートル歩くとの想定で移動時間を算出した。地元の沖洲地区自主防災連合会にも意見を求め、分かりやすい色使いやレイアウトに工夫してパソコンで製作した。

 公民館やコンビニにマップを張り出してもらえるよう働き掛けることにしている。

 同校は南海トラフ巨大地震に備えて生徒の防災意識を高めようと、昨年4月に3学年24クラスから委員2人ずつを選んで委員会を組織。委員を中心に全クラスで話し合い、生徒や地域住民の避難に役立つマップ作りに取り組むことを決めた。

 マップ作りを担当した3年の今村らなさん(17)は「生徒や市民の命を守るために役立ててほしい。家庭で防災対策を話し合うきっかけにもして」と期待を込めた。