被告が経営していた不動産会社「RK」の建物=徳島市国府町

 徳島市国府町の不動産会社「RK」の代表取締役の男(41)が、不動産に絡む投資詐欺で兵庫県警に逮捕、起訴されていたことが19日、分かった。RKと被告は徳島地裁で破産手続き中。債権者らによると、徳島県内外の10人以上から投資金などの名目で少なくとも1億6千万円を集めていたとみられる。一部債権者からの刑事告訴を受け、徳島県警も詐欺容疑で捜査している。

 被告は、2018年11月に兵庫県の男性から投資名目で現金1500万円をだまし取った詐欺の疑いで、今年1月22日に逮捕、2月10日に神戸地裁洲本支部に起訴された。

 被告は06年ごろからRKを経営。11年ごろから飲食店などで知り合った人らに不動産や金融商品への投資話を持ち掛け、一度に数百万円から千数百万円を集めた。

 主に電話で「差し押さえ物件の購入費を投資してくれたら利益を返金する」などと言い、現金を直接受け取っていた。投資者の親族や友人からも投資を受けた。18年11月下旬に連絡が取れなくなり、兵庫県警が今年1月、都内で見つけて逮捕した。

 RKと被告は18年12月に破産手続き開始を申し立て、翌月に開始が決定。破産管財人が作成した債権者表や債権者らへの取材によると、少なくとも10人以上から計1億6千万円の投資を受けていたとみられる。

 昨年9月、徳島県内の債権者のうち男性1人が、不動産投資名目で900万円をだまし取られたとして徳島名西署に刑事告訴。他の債権者も告訴を視野に入れる。債権者の1人は「当初は配当が支払われ完全に信頼していた。逆手に取るやり方で許せない」と憤る。

 被告の初公判は3月12日に神戸地裁洲本支部で開かれる予定。