大嘗宮の解体が終わり、焼却される部材=21日午前、皇居

 昨年11月に行われた皇位継承の重要祭祀「大嘗祭」の舞台として、皇居・東御苑に造営された大嘗宮の解体が終わり、部材の一部が21日、跡地で焼却された。

 直径2メートルの穴に詰めた部材に、祭祀を担当する掌典らが皇居・宮中三殿の「賢所」から運んだ火を付け、部材約300キロが勢いよく燃えた。

 大嘗宮は代替わりの儀式のためだけに建てられ、終われば取り壊されることになっていた。宮内庁は今回、解体した部材をバイオマス発電の燃料などに有効活用しているが、一部は焼却処分する大正時代以降の伝統を踏襲した。

 大嘗宮は清水建設が造営費9億5700万円で落札した。