柄杓師の歴史について講演する黒田正玄さん=徳島市のあわぎんホール

 茶道講演会(県茶道協会、徳島新聞社主催)が23日、徳島市のあわぎんホールであり、竹細工・柄杓(ひしゃく)師の黒田正玄さん(52)=京都市=の話に約600人が耳を傾けた。

 黒田さんは、茶道・千家の茶道具を数百年にわたり作っている「千家十職」当主の一人で、柄杓師の歴史や手作業へのこだわりなどを説明。竹の油や水分を抜くために炭火を使っているとし、「長く使ってもらう物なので、手間は掛かっても続けている」と話した。イノシシの食害や管理者の高齢化で、良質な竹林が減っている現状も紹介した。

 茶をたしなむ藍住町の福祉サービス業横田紀子さん(66)は「昔ながらの製法を知ることができ、物づくりへの情熱が伝わってきた」と話した。