厚生労働省の基準値を上回るレジオネラ菌が検出され、営業を休止している東みよし町足代の入浴施設「美濃田の湯」が、菌を検出してから10日間にわたって県に報告せずに営業を続けていたことが分かった。県に報告したのは検出から19日後、休業から8日後の25日で、県は施設を運営する町の第三セクター「吉野川オアシス」(社長・松浦敬治町長)に対応の改善を求める。

 施設は1月27日、3カ月に1回の水質検査を行い、2月6日に結果が判明。男湯のジェット湯の浴槽の水から厚労省の基準値(100ミリリットルで10CFU未満=CFUは菌の塊の単位)を超える20CFUの菌が確認された。

 施設は、速やかな報告を求める県の通知を把握していなかった。内部のマニュアルに基づきジェット湯の気泡発生装置を止め、浴槽の塩素濃度を高めれば殺菌できると判断した。施設は16日に松浦町長に報告、17日から営業を休止している。

 県は施設から報告を受け、三好保健所の環境衛生監視員2人が立ち入り検査。浴槽水の残留塩素濃度の記録や水質検査の履歴を確認した。菌の数値が基準内になるまで営業を休止するよう求める。

 松浦町長は「本来はすぐに営業をやめるべきだった。安心して利用できるよう適正に対応したい」としている。