就航60周年の記念品を乗客に贈るJAL徳島支店の職員=松茂町の徳島阿波おどり空港

 日本航空(JAL)が徳島に就航してから20日で60周年となった。1957年、前身の一つである日本観光飛行協会が水上機で徳島―大阪間を結んだのが始まり。松茂町の徳島阿波おどり空港で記念式典があり、節目を祝った。

 日本観光飛行協会は57年6月20日、徳島市の吉野川河口に設けた発着場と大阪・堺港との間で客席5席(定員6人)の水上機の運航を開始。61年以降は徳島飛行場(現徳島阿波おどり空港)が発着場となった。東亜国内航空、日本エアシステムと社名の変遷を経ながら、現在は東京線に1日上下14便、福岡線に1日上下2便を運航している。

 式典では、栗山俊久支店長が「60周年を迎えることができたのは、県民をはじめとする利用者の皆さんのおかげ」とあいさつ。職員ら5人が、午前11時40分発の乗客約240人に飛行機の形をしたマグネットとメモ帳のセットを手渡した。

 この便には、水上機の時代に搭乗したことがあるという美馬準一さん(91)=徳島市佐古七番町=が偶然、乗り合わせた。「歳月は早い。記念すべき日に乗ることができて感慨深い」と振り返っていた。

 搭乗口近くには、60年間の歴史を紹介するパネルや、就航当時に使われていたチケット、旅客機の模型などが展示され、乗客らが見入っていた。