8日、県内は晴天に恵まれたが、強い西風が吹き波も高かった。そのため、県南部の渡船は出船を見合わせた所も多くあった。また出船した業者も波の影響で上がれるハエが限られた。徳島市に近い波止や岸壁でも徐々に水温が上昇し始めている。もう少しすれば良い釣果も聞かれそうな気配だ。

 [波止]<小松島港沖ノ一文字>8日、白灯で沖アミを餌に40センチのチヌ2匹。中央付近では投げ釣りで30~35センチのアブラメ3匹。同行の人が2匹。

 [磯]<由岐>8日、水温13・7~14・5度。うねりがあり波もあった。テグスで35センチのチヌと55センチのボラを各1匹。ムギバエで50センチのチヌ1匹。

 <津島>8日、水温14・6~15・4度。波が高く潮は上りのち下り。佐尾山で37~46センチのグレ7匹。そのうち40センチオーバーが5匹だった。ワレ船付で45センチのグレ1匹。サンゴ東は型は未確認だがグレ1匹。

  <日和佐>8日、水温13・8度。甲ノ浦の平バエで徳島市の人が42センチのイシダイ1匹。上の黒ハエで49センチのマダイ1匹。ジンエイイソで徳島市の人が51センチのチヌ1匹。イカリで徳島市の人が同型を1匹。

 [イカダ]<ウチノ海>8日、水温13度。出船時は穏やかだったが徐々に西の風が強まった。ある釣りクラブの親睦会が行われ12人が参加。対象魚はサヨリで全員に釣果があった。上位の3人は25~36センチを46匹、40匹、28匹。その他は同型を10~20匹。

 [投げ釣り]<新町川>8日、河口左岸の突堤で7時から8時間半、マムシとアオイソメ、イシゴカイを餌に35センチのカレイ1匹。アタリは13時半ごろにあった。(県釣連盟報道部)

 ■コラム■

 <ハリス>釣り具店には様々なハリスが売られているが、基本的なのはナイロンとフロロカーボンの2種類だ。磯釣りでは、一般的にナイロンよりも比重のあるフロロカーボンが馴染みも良く瀬擦れにも強いためよく使用されるが、食いが渋い時や魚が浅く浮いている時などはナイロンの方が食いが良くなる場合も多い。状況によって使い分けができればさらなる釣果につながるだろう。