山口医師

 徳島県内で新型コロナウイルスの感染者が初めて確認されたのを受け、県立中央病院感染症内科部長の山口普史医師にウイルスの特徴や予防策を改めて聞いた。 

  ―感染した60代女性は最初のウイルス検査で陰性とされた。その後の検査では無症状ながらも陽性だった。

 最初の検査は潜伏期間に行ったためだ。様子を見たら陽性になるのはよくある。基本的に潜伏期はあまり感染力はない。無症状の人はウイルス量が少なく周囲の感染リスクは低い。せきなどが出ないので飛沫感染や接触感染はほとんどないだろう。ただ全く感染しないわけではない。

 ―感染女性が搭乗した飛行機に小松島西高生が乗っていた。

 飛行機は換気がいい。1~2時間くらい同じ機内にいたからといって感染を心配する必要はない。短い飛行時間なので、今回のケースは濃厚接触と言えないのではないか。

 ―感染拡大が収まる気配はない。今後の見通しや予防策は。

 県内で市中感染は起きていないので、過度に恐れなくてもいい。予防策としては不要不急の外出を控え、人が集まる場所を避ける。帰宅時の手洗いを徹底し、よく寝てよく食べ、免疫を高めておくのが大切だ。