鳴門市がコウノトリの巣の南側に設けた観察スペース=同市大麻町

 鳴門市は、同市大麻町のコウノトリの巣の南約400メートルに観察スペース(約9平方メートル)を設けた。周辺のレンコン畑への観察者の立ち入り防止などが目的で、畑と農道の間にある用水路の上に合板材(縦約1・7メートル、横約5・4メートル)を敷き、転落防止用の柵(高さ約1メートル)を付けた。


 確認されている2羽のひなが巣立つ5月中旬ごろまでは、観察者が農道で列を作ったりカメラの三脚を並べたりすることが予想される。レンコンの植え付け時期と重なっており、作業が妨げられないようにする。設置費は約26万円で、巣立ち後には撤去する予定。