徳島県は、出荷最盛期を迎えている徳島県産春ニンジンの一斉プロモーションを主産地のJA板野郡などと共に12日から始める。4月末まで東京、大阪など各地で甘くて柔らかい旬の味を売り込み、販売促進を図る。
「412=よいニンジン」との語呂合わせから「県にんじんの日」と定められている12日に東京、大阪、名古屋、徳島の各中央卸売市場で市場関係者向けPRセレモニーを開催。14、15両日には小型移動ブランドショップ「でり・ばりキッチン阿波ふうど号」が都内に初出動し、東急百貨店本店(東京都渋谷区)で試食提供や販売をする。
2月に東京都渋谷区に県が開設した情報発信・交流拠点「ターンテーブル」では4月末までサラダやフレッシュジュースなどの特別メニューをレストランで用意し、特設コーナーでニンジンを販売する。都内で県産食材を扱う「阿波ふうどスペシャリスト」の19店にも春ニンジンを使った料理の提供を呼び掛ける。
徳島県の春ニンジンの生産量(16年度5万1800トン)は全国一。天候などに左右されるものの近年の生産量はほぼ横ばいで、板野、藍住両町で盛んに生産されている。