徳島県内のさまざまな文学碑を紹介したパネル巡回展(徳島ペンクラブ主催)が、吉野川市川島町の川島図書館を皮切りに始まった。ペンクラブ創立50周年の記念企画で、7月上旬まで県内5カ所で開く。入場無料。
野口雨情の歌碑や種田山頭火の句碑をはじめ、会員が選んだ文学碑50基を写真と文章で分かりやすく解説。吉野川市関係では、鴨島駅前にある鴨島町出身の喜劇役者・曾我廼家(そがのや)五九郎(ごくろう)などの記念碑を取り上げており、来場者は興味深そうに見入っていた。
ペンクラブ理事で実行委員長の山口久雄さん(65)=徳島市南末広町=は「碑を通じて地域の歴史や偉人について理解を深め、徳島の文学への関心を高めてほしい」と話している。
【メモ】川島図書館は15日まで。徳島市シビックセンター(24日~5月6日)、美波町日和佐図書・資料館(5月12日~同30日)、三好市中央図書館(6月2日~同20日)、キョーエイ鳴門駅前店(6月27日~7月4日)の日程で順次開く。