徳島県は27日、農林業者の実態把握のために農林水産省が5年に1回行う「農林業センサス」に当たっていた70代の女性調査員が、徳島市の経営主1世帯分の個人情報などが記載された調査票1冊を紛失したと発表した。

 県や同市によると、調査票は経営主ら2人の性別や生年月のほか、就業状況や経営耕地面積、農産物の販売金額などを記載。氏名や詳しい住所は記されていない。県は「悪用の恐れは低い」としている。26日に県と市、調査員が経営主に謝罪した。

 調査員は11日、経営主から記入済みの調査票を回収。13日に自宅で調査書類を整理していた際に紛失に気付いた。自宅を探したが見つけることができず、18日に市に報告。市は引き続き探すよう調査員に指示したが見つからず、25日に市が県に報告。調査員は同日、警察に遺失届を出した。

 県統計データ課は「今年は国勢調査があり、統計への信頼が求められる時期での紛失は誠に遺憾。調査員を指導する市町村へ改めて注意喚起を行うなど、再発防止に努める」としている。