産卵したとみられるコウノトリのペア。巣に伏せているのが雌=27日午後1時15分ごろ、鳴門市大麻町(浅野由美子さん提供)

 徳島県内の官民でつくるコウノトリ定着推進連絡協議会は27日、鳴門市大麻町のペアが産卵したと推定されると発表した。同じペアの産卵は5年連続。3月末から4月上旬にふ化するとみられる。

 県によると、1日7時間以上観察し、親鳥が巣を10分以上留守にせず、巣に50%以上の時間伏せていれば産卵した可能性が高い。

 協議会が巣周辺の観察カメラの映像を分析した結果、23~26日は2羽のいずれかが巣にとどまっていた。親鳥が巣に伏せていた割合は23日が51・3%、26日が71・8%。24日は25・6%、25日は45・6%で50%を下回ったものの、親鳥が巣を離れなかったため、兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)などと協議して判断した。

 27日は、午後1時15分ごろに雌鳥が伏せ、雄が巣を出入りする様子が観察された。

 このペアは、昨年は2月20日までに産卵、3月26日にひながふ化したと推定されている。

 県は、産卵以降の親鳥は神経質になるため撮影や観察をしようと巣に近づいたり、近くに車を乗り入れたりしないよう呼び掛けている。