徳島県は28日、県議会文教厚生委員会で新型コロナウイルスに感染した疑いがある人を診察する「帰国者・接触者外来」は県内に8カ所あると明らかにした。感染症患者を受け入れる県立3病院など4医療機関には専門の病床が23床あることも説明した。

 帰国者・接触者外来は東部、西部、南部の医療機関に開設。国の考えに準じて混乱を避けるため、医療機関名は公表していない。

 感染症病床は徳島大学病院(徳島市)と県立中央病院(同)、三好病院(三好市)、海部病院(牟岐町)の4医療機関。県健康づくり課によると、感染者は一般の入院・外来患者と接触しないように別の入り口や診察室を利用し、入院スペースは二重扉や細菌が外部に流出しない空調にするなど院内感染防止策を講じている。

 委員会では梅田弥生感染症・疾病対策室長が県内で初の感染確認例となった60代女性が28日に入院したことを報告。女性や女性の夫、新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の集団感染があったクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を下船した県内在住の残りの4人に発熱などの症状はないという。

 このほか、感染の疑いがあるとしてウイルス検査を受けたのは26日までに16人で、女性以外は陰性だった。県や保健所への相談件数は1月30日から2月26日までに1337件に上り、25日に県内で感染が確認されて以降の26、27両日だけで689件で半分以上を占めた。