「とくしまマラソン2020」の実行委員会は28日、3月22日に予定していた第13回大会の中止を決めた。中止は2008年の初開催以来初めてで、過去最多の1万4746人がエントリーしていた。大会規定により参加料は返金しない。

 県庁で開いた実行委総会には委員ら16人が出席。ランナーやボランティアらへの新型コロナウイルス感染予防が困難な状況を踏まえ、まずは開催見送りを決めた。

 その上で中止と延期のどちらにするか協議し、徳島陸協が対応可能な11~12月の代替日を提示。これに対し徳島市は、どの日もゴールとなるワークスタッフ陸上競技場(市陸上競技場)が予約で埋まっていると報告した。実行委会長の飯泉嘉門知事を除く15人で採決し、延期に挙手したのは4人だけだった。

 大会規定では主催者の責任ではなく中止になった場合、参加料は返金しない。代わりにゼッケンやメダル、タオルなどを贈る。来年3月に予定している次回大会の参加料減額や優先出場権付与の措置も取る。

 飯泉知事は「中止は断腸の思い。今の状況を理解してほしい」と述べた。