何度も症状繰り返す

 【質問】30代前半の女性です。最近、まぶたの皮膚全体が赤くカサカサと乾燥しています。かゆみや痛みはありません。保湿するよう心掛け、なるべくアイメークは避けています。カサカサと皮膚がはがれ落ちた後、腫れるといった症状をくり返し、なかなか良くなりません。スキンケアや生活習慣を変えていないので加齢によるものでしょうか。どう対処すればいいですか。

  かぶれの原因調べてみて

 【答え】戸田則之・あなん戸田皮膚科医院院長

 眠くなったらゴシゴシこすり、アイシャドー、マスカラ、ビューラーにまつ毛エクステと、まぶたは一日中大忙し。皮膚の中で顔はいつもいろいろな刺激にさらされています。だから、かぶれなどのトラブルが出やすくなります。

 かぶれの原因は▽サクラソウの花やウルシ、ギンナンに触れる▽土やセメント、金属▽果物や野菜の消毒剤▽髪染めやシャンプー、リンス▽コンタクトレンズやメガネフレーム、ゴーグル▽洗顔クリームや化粧品、サンスクリーン剤―があります。

 特にまぶたは目薬を差すことや、冬は暖房器具の影響を受け、一層の乾燥にさらされます。また職業や趣味との関連もあります。

 かぶれは、刺激性接触皮膚炎とアレルギー性接触皮膚炎に大別できます。

 刺激性の場合は刺激物質による直接刺激で皮膚のバリアーが壊されて症状が起きるため、初回の接触でも皮膚症状が出ます。化学熱傷(やけど)と同じと考えれば分かりやすいです。また刺激が少なくても慢性的刺激により同じような症状が出る代表的疾患に主婦手湿疹があります。

 一方でアレルギー性は、同じ物質に接触している間に免疫機構が反応する状態を作ります。一度この機構が成立すると原因物質が微量でも症状が出ることがあります。髪染めや金属アレルギーなどはこの部類に入ります。

 かぶれが出た時は、できればまず原因になりそうな物の使用を中止することです。かぶれが治ってからこれまで使用していた化粧品や化粧道具を一つずつ試してください。その結果、原因が見つかるかもしれません。それでも改善がなければ、皮膚科で原因を調べましょう。疑わしい物を持参し、自分の皮膚に貼るパッチテストが有効です。

 かぶれを長く放置せず、治りにくいなら皮膚科に相談してください。

 日常生活での注意点は、洗顔を意識して優しくゆっくりとすることです。