東みよし町国土調査課の男性主査(43)が庁舎内で勤務中に同僚に暴力を振るい、けがを負わせていたことが23日、分かった。町は26日付で男性主査を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にする。

 町によると、2日午後3時半ごろ、三好庁舎2階事務室で、男性主査が男性職員(36)の腹部を1回蹴り、顔を1回殴った。男性職員は当初、全治5日間の打撲と診断されたが、後日、外傷性頭痛でさらに9日間の治療が必要だとされた。

 事務室では当時、この2人を含む6人が業務をしていた。男性主査と男性職員は地籍調査の担当で、現地調査を行う際の住民への通知方法をめぐり口論となった。男性主査は町の聞き取りに対し「(同僚の)言い方が気に入らず、怒りを抑えられなかった。反省している」と説明している。

 町は殴られた男性職員が職場復帰できるよう、別の課に異動させた。松田浩栄総務課長は「どんな理由でも暴力は許されない。研修などで全職員に指導を徹底したい」としている。