徳島県内でガソリンの小売価格の低下が進んでいる。経済産業省資源エネルギー庁が21日公表したレギュラーガソリン1リットル当たりの平均小売価格(19日時点)は、徳島は124・4円と全国平均を6・6円下回って最も安く、全国平均との価格差は調査が残る2004年6月以降で最大になった。同庁によると、原油の卸値は横ばい傾向で、業者間の競争で値下がりしている可能性が高い。

 調査は毎週、47都道府県で各30店舗以上の決まった店舗の価格を聞き取っている。19日時点の全国平均は131・0円で、徳島は2番目に安い埼玉の126・9円も2・5円下回った。四国他県は高知は136・1円、愛媛は133・1円、香川は131・8円。

 徳島が全国最安値となるのは2週連続。12日時点の前回調査から全国平均が0・6円下がったのに対し、徳島は1・6円安くなっている。全国と徳島の平均価格の差は、これまで2015年12月21日と17年6月12日のマイナス5・6円が最大で、通常は0・5~3円だった。

 県内の石油小売り関係者によると、仕入価格は大きく変動していないが、6月に安売りを打ち出すガソリンスタンドが県内初出店して以降、さらに競争が激しくなった。安値が続き、疲弊する業者からは行政指導を求める声が上がる。

 資源エネルギー庁石油流通課は「店頭価格が仕入れ値を下回るようなものなら問題だが、調査や判断は公正取引委員会の裁量になる」とした。