29日で休館する徳島市立木工会館(福島1)が、最後のセールやお別れイベントなどを11日から開く。会館を運営する市地場産業振興協会は「長年会館を支えてくれた利用者に感謝の気持ちを伝えたい」として、来場を呼び掛けている。

 主な催しは≪表≫の通り。会館に展示していた木彫作品の精巧さに感動して職人になった三浦蓮さん(29)ら宮崎椅子製作所(鳴門市)青年部の10人は、木や布、皮などの端材で制作したアクセサリーやブローチなどを展示即売する。

 お別れセールでは家具や藍染、竹細工など約4千点を作者本人が販売。黒柿製高級飾り棚や寄せ木細工などの名品を展示する。

 日曜市は産直市「いしい日曜朝市」のメンバー10人が米や季節の野菜、果物などを販売するほか、コシヒカリやパットライスを抽選でプレゼントする。

 休館式では、県木竹工業協同組合連合会の会長を務めた本林隆行さん(73)=本林家具会長=らが徳島の木工業界の歴史を振り返り、会館に設置された記念銅板に出席者が献花する。

 振興協会の上杉和夫理事長は「会館に関わりのある業者や作家らが多く参加し、思いを伝える場になる。最後の催しを楽しんでほしい」と話している。