「本当に残念」。フリーアナウンサーの小林麻央さん(34)が乳がんで亡くなったことが明らかになった23日、闘病中の姿を本人のブログなどを通じて見守り、回復を願ってきた徳島県内の乳がん患者団体の代表や同世代の母親からは、早過ぎる死を悼む声が聞かれた。
 
 小林さんのブログを読んでいたという乳がんの患者団体「あけぼの徳島」の宮城慶代表(66)は「思わしくない病状だと感じていたが本当に残念だ。病気になってつらいことばかりではないということをつづり、患者の心を代弁してくれた。勇気づけられた」と語った。
 
 徳島市大谷町大開の派遣社員宮城明日香さん(34)は「ブログで前向きに生きる強さを感じていただけにショックだ。自分も9カ月の息子がいるが、成長を見られない麻央さんは本当に悲しいだろう」と肩を落とした。
 
 「麻央さんの分まで立派に子どもを育て上げてほしい」。藍住町住吉の会社員岡本圭市さん(37)は、悲しみも癒えない中で記者会見を行い自分の言葉で思いを語った、夫で歌舞伎役者の市川海老蔵さんにエールを送った。
 
 県内の若年性乳がん患者コミュニティー「Sister(シスター)」を運営する竹條うてなさん(30)は「自宅で家族にみとられ、最期まで自分らしく生きられたのはうらやましい」と話す。竹條さんは20代で乳がんと診断され、約1年半治療を受けた。現在は元気に暮らしているが再発の不安がないわけではなく「私も同じ立場なら、あんなふうに最期を迎えたい」と述べた。