世界的な指揮者で、東京芸大名誉教授の小林研一郎さんがタクトを振るコンサート「コバケンとその仲間たちオーケストラin徳島」が25日、徳島市の徳島文理大むらさきホールで開かれ、約1300人がクラシックの調べに聴き入った。
オープニングは城南高校と徳島商業高校の吹奏楽部も加わり、歌劇「アイーダ」の「凱旋行進曲」で幕開け。サラサーテの「チゴイネルワイゼン」、長崎県の和太鼓集団「瑞宝太鼓」と共演したパッサカリアの「夏祭り」など、10曲が披露された。
「炎のマエストロ」の異名を取る小林さんのエネルギッシュな指揮に合わせ、フルオーケストラの重厚で荘厳な音色がホールに響き渡り、聴衆から盛大な拍手が送られていた。
家族と訪れた福島小学校5年の黒田そよ香さん(10)は「迫力いっぱいの演奏で楽しめた」と話した。
テレコメディア(東京)が徳島コールセンター開設12周年記念事業として開いた。