阿南工業と新野両高を統合した阿南光高校の開校式と入学式が10日、阿南市宝田町の同校体育館であり、農商工が一体化した学科を備える県内初の高校として新たなスタートを切った。
新入生175人と教員ら50人が出席。校名の頭文字「A」を二つ組み合わせ、中心に「光」の文字を配置した新しい校章旗が県教委の美馬持仁教育長から儀宝修校長へ手渡された。
儀宝校長は「日々の活動に意欲的に取り組み、日本の産業界を担う人材に育ってほしい」と式辞。新入生を代表して工業科の生塚真一郎さん(15)が「学業に精進し、伝統を継承して一層発展させることを誓います」と抱負を述べた。
この後、阿南市出身の俳人大高翔さんが作詞し、小松島市出身の音楽家住友紀人さんが作曲した新しい校歌が流された。
同校には産業創造科と工業科の2学科が設けられ、生産者が加工、販売まで手掛ける「6次産業化」に対応した教育が行われる。
